メイド喫茶に行く最中に長門から話を聞く。
ああやっぱりな、と思いつつも現状を振り払えないのは何でだろうな。
現状を維持、なんてのは諦めなんだろうか固執なんだろうか。
メイド服の朝比奈さんは相変わらず可愛らしかったが。

そういえば煩いくらいだった谷口からのメールがぴたりと止まった。
なんなんだ?とは思うが、俺から気にしているメールを送るのもな...... まあその内また来るんだろ、と思いつつも振動しない携帯ってのは随分象徴的だ。
俺と外界との交流は遮断された、とでも言えばいいんだろうか。
実際のところ外に出るのは団活くらいで、それ以外はこの部屋の中で飼われているようなもんだ。
食い物も服も与えられるって変な感じだな...だからといって日記を書く以外に娯楽もないが。
満足しているのか不満なのか、あいつの表情は今の俺には読めない。
それでも俺にとってはこれが現実でしかないんだろう。終わろうと、続こうと。 今の俺にないものは存在しないのと同義だとわかっているんだがな。それでもこのまま終止符をうとうとしているのは古泉より俺の方だ。


身体が重い。掴まれる腕が熱い。頭がおかしくなりそうだ。
それでも伸ばされる腕を振り払えずに抱きとめようとするのは本能にも近い。
泣き喚く一歩手前みたいな顔でひとを支配しようとする、あの莫迦がどうしようもなく、



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