拘束していた手を自由にしたところでどうせ逃げられるはずもない。
このままずっと閉じ込めてしまおうかと思っていたところで、そんなことをすれば不審に思った涼宮ハルヒが閉鎖空間を発生させるだけだと彼に言われ、不本意ながら外出を許可する。
手に入れた、と思ったのは一瞬のことで、壊してやった、と思ったのも一瞬のことだ。
彼は結局、彼女の鍵で、僕が思う以上に強く、僕のしたことなど彼の中に欠片も残らない。
彼を傷つけようとしたところで、そのことを実感するだけだ。
なぜそんな目で僕を見る。
どうして僕を、拒まない。
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