夏祭り、の記憶がどうも混乱している気がします。
数日前にも行ったからか、それとも夢の記憶が混ざり合っているのか......

夢に見た彼の顔が記憶から離れません。いまの現実の彼がそんな表情をするとも思えない、僕は彼に手を伸ばし、彼はそれを受け入れていた。
あるいは僕が伸ばしかけた腕を、彼は逆に引き寄せて奪った。
妹さんの前で微笑む顔も、僕を――心配そうに見つめる目も。
やさしく帰り道をともにする時間も、すべては幻です。

その映像を、思い返しては現実にトレースできるはずもないのに、ありえたかもしれない過去のシークエンスに羨望すら抱いている。
僕は莫迦だ。



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