女性向け......と涼宮さんが仰るものですから、もしやと思いきや、執事喫茶のことだったようです。
舌打ちなんかしていませんよ。ええもちろん。......僕は誰に向かって弁解しているのでしょうか......。

しかし面識もなにもない方から旦那様だのと呼ばれてもあまり嬉しくないですね。
できれば彼に仰っていただければ僥倖なのですが。もちろんありえないことは承知です。
虚しくなんかありません。ないですよ。ええもちろん、断じて。

彼は彼でずいぶんと緊張していたらしく、引かれた椅子に上手く座ることができずに顔を赤くしていました。
その様子を執事の一人がずいぶんと気に入ったようで、彼にしきりに話しかけているのが少々うっとおしかったですね。
後で機関データベースからその執事の情報を......いや、犯罪はいけませんよね。

気をとりなおして。彼が懸念していたようにもしも文化祭で彼と共に執事の役目を仰せつかることになれば、全力でお嬢様・旦那様方の視線を集めさせていただくことにしましょうか。

しかし新川さん......なにをしてらっしゃるのですか。
先日スカウトされた......?
まあ、たしかにいかにもな風貌でいらっしゃいますけれども。



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