既視感が酷くなってきている気がします。
特に今日は、こんなにも晴れているのに歩いている途中に灰色の空が見えたり、なぜか東京の残像まで......疲れているのかもしれません。

目をそむけたくなるような映像なのに、なぜかそれを手放してはいけない気がするのは、時の渦に消え去った自分自身の願いなのか、それとも......

深夜、墓地に集合してからの肝試しでは彼と二人で脅かし役を仰せつかりました。待機する途中で先に沈黙に耐えきれなくなったのは僕のほうで、なぜか、久々に彼と会話をしたような気がしました。

彼の目の前に立つと、僕の薄く纏ったいろいろなものをはぎ取られてゆく感覚をおぼえるのはなぜだろう。注意深く僕の奥底に隠れている、僕自身も知らないなにかを知っているかのように、彼は僕を見る。

まるで恋でもしているかのように。



次の日記 | 一覧へ戻る | 前の日記