僕がループに気づいた、という事実に、彼がようやく気づいたらしい。原因が自分であることなど忘れてしまっているのだろう。彼の思考の歯車が狂っている。

目覚めてから彼とシャワーを浴び、彼の用意した食事を口うつしされ、彼とセックスしてまた眠る、その繰り返し。僕の行動のすべてを彼が支配する。強要されているわけではないのに、逆らえない。時間の間隔も薄くなっている。カーテンは閉じたままだ。窓の外ではまだ嵐がやまない。

このままではなにもかもが狂ってしまう、それだけはわかるのに、身体が動かない。31日になればリセットされるこの世界が彼の狂気を洗い流すのなら、このまま溺れてしまってもいいかと脆弱な自分の甘えが囁きかけてくる。

終わってしまう。なにもかも。そう意識した瞬間に途方もない恐怖が襲ってきた。

僕は、彼を――失いたくない。
できるのなら、でも、

時間が



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